センブリの花

一番好きな花は?あるいは思い出深い花は?と訊ねられたとしたら、あれもこれもと思いが馳せてどうしても答えられなくなります。でもこれまで出会った中で一番綺麗な花は?と問われたら、迷わず答えることが出来ます。
それは枯れ草の目立つ晩秋の野原で、草間に埋もれるようにひっそりと咲く小さなセンブリの花。
こもれ日に照らされた花は水底で反射するガラスの欠片のようにきらめきます。移ろう花弁の色は、夜露に溶けた月の光を集めたようです。
野にあって日の光を浴びてこそ輝く花は、手折って連れ去っても太陽に見放されては決してその繊細な花弁を開くことはありません。
その儚い美しさは、刹那に過ぎて暮れなずむ命の季節に、野の花を代表して「ありがとう、サヨナラ」とつぶやいているように思えるのです。

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ホソバツルリンンドウ
以前紹介しましたホソバツルリンドウの記事をご参照ください。

2005-8-中

2005-08-中
ホソバツルリンドウは山地の明るい林縁や草原に生えるつる草です。茎は針金のように細く、他の草などに絡み付いて長く伸びます。昔の図鑑では多年草となっていましたが、現在では越年草あるいは一年草ということが分っています。今年は根生葉が残っているのを見つけることができました。粉白色を帯びた黄緑色の茎葉に比べて緑が濃く、幅も広めです。とはいえわずか3cm長の数枚の葉で3ヶ月の成長期に1m以上に伸びて数十の花を咲かせられる栄養を蓄えられるとは、非常に効率的な生育システムを持っているようです。菌類との共生・寄生に言及されることもありますが、全体の頼りなげな姿と似合わない花の多さと成長の速さはいかにもタネがありそうです。

2005-09-上

2005-09-中
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2005-8-中

2005-08-中
ホソバツルリンドウは山地の明るい林縁や草原に生えるつる草です。茎は針金のように細く、他の草などに絡み付いて長く伸びます。昔の図鑑では多年草となっていましたが、現在では越年草あるいは一年草ということが分っています。今年は根生葉が残っているのを見つけることができました。粉白色を帯びた黄緑色の茎葉に比べて緑が濃く、幅も広めです。とはいえわずか3cm長の数枚の葉で3ヶ月の成長期に1m以上に伸びて数十の花を咲かせられる栄養を蓄えられるとは、非常に効率的な生育システムを持っているようです。菌類との共生・寄生に言及されることもありますが、全体の頼りなげな姿と似合わない花の多さと成長の速さはいかにもタネがありそうです。

2005-09-上

2005-09-中
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