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身近な野草についてあれこれと・・・。 日本の山野草を種子から育ててみませんか?

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ほそばつるりんどう 細葉蔓竜胆 リンドウ科


これも茎が蔓になるリンドウの仲間ですがツルリンドウとはだいぶ印象が異なります。画像では写っていませんが、葉は柳のように細くて薄い黄緑色で疎らに付きます。蔓は針金のように細くて丈夫で、木や草に絡んで長く伸びます。
 何より変わっているのが花の形です。ツルリンドウは、いかにもリンドウらしい花ですが、ホソバツルリンドウの花はリンドウ科としては異色の4数生です。副片と呼ばれる花のギザギザもなく、すっきりしています。同じ蔓草でも、非常に古い時代に分化してそれぞれ独自に発展したようです。
 
 全体に虚弱で栄養が足りないように見えますが、びっくりするぐらい鈴生りに花を付けます。花はごく薄い水色で、磁器のような光沢があり、妖しげで臈たけた美人を思わせます。果実は赤くなりませんが、ハート型に熟して粉のように細かい種子を風に流します。
 図鑑によるとこの草は菌根植物といって、根に菌類を住まわして栄養を得て生活しているらしいです。蔓を伸ばして高く登るのは、光を欲してではなく、種子をできるだけ遠くに飛ばすためのようです。地を這って大きな葉を広げて生きるツルリンドウとはどこまでも違う生き方を選んだ植物です。
 
 国指定の絶滅危惧種ですが、おんたけでは普通に見られます。なぜか車道の法面の隙間や路肩などでよく見つかります。その見かけとは裏腹に、人間ですらうまく利用して、逞しく生き抜いていくしたたか者かもしれません。

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