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身近な野草についてあれこれと・・・。 日本の山野草を種子から育ててみませんか?

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ちっちゃくたって...

 キツネアザミというのは、キク科の越年性1年草で通常60から120cmの高さに成長し春に径1.5cmほどの頭花を鈴なりに咲かせます。しかし昨年の記事で締めて作ったキツネアザミがごく小さなままで春に花を咲かせ、種子を実らせたことを紹介しました。
 その後種子を散らせたまま放置していたのですが、今年の5月末にほかの苗床からもっとちっちゃなキツネアザミが蕾をつけているのが見つかりました。昨年の種子が小さくて発芽時の栄養状態が悪かったのと、発芽した環境が貧栄養で日当たりが悪かったために大きくなれなかったのでしょう。

キツネアザミ

キツネアザミ
 草丈は3cm蕾の大きさは1mm強。足元のコケの胞子嚢が大きく見えます。もともとは植わっているミヤマシシウドの苗を植え替えるつもりでしたが、しばらく様子を見ることにしました。
キツネアザミ

キツネアザミ
 6月にはじめに開花しました。草丈はほんの数mm伸びましたが、頭花はまだマッチの頭より小さい状態です。筒状花は一つか二つかと思っていましたが、しっかり5つ以上咲かせていました。

キツネアザミ

キツネアザミ
 さらに二十日ほど経過した状態です。しっかり結実して種子を飛ばしました。ちっちゃくたって一人前です。ただし冠毛も痩果も通常の3分の1の大きさです。この後先を切り戻すと再び花を一つ咲かせて結実しました。

キツネアザミ
 越年草というのは、初夏から秋に種子から芽生えて、ロゼットといって上の画像のように葉を地面に広げた状態で栄養を蓄え、翌年以降に開花・結実・枯死する植物のことをいいます。マツムシソウやシシウドのように十分に成長するまでロゼットのまま数年過ごすものもありますが、キツネアザミは越年生1年草といって、一冬越えた固体は環境や栄養状態に応じた大きさで全て開花しようとします。
 このような変幻自在に姿を変えることができる順応性はたびたび夏期に草刈や耕起といった人為的な擾乱にさらされる田園の環境では有利に働いたでしょう。古代に渡来したキツネアザミはそのような畑地を中心に、人間の農業活動とともに各地に伝播し繁栄してきました。
 しかし近代に入って強力な除草剤の登場・続々参入する外来種との競争でその姿を見ることは稀になりつつあります。

キツネアザミ
淀川河川敷に咲いていたキツネアザミ。
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コメント

小さいですね~、

こんなに小さくても、
 しっかりと、花を咲かせるなんて、驚きました。
 小さくても、すごい生命力ですね~。
  この種子が発芽すると、
  どんな花を咲かせるんでしょうね~。

  • 2006/08/13(日) 05:36:53 |
  • URL |
  • nojin #-
  • [ 編集 ]

nojinさん

こんばんは。
留守にしていてお返事遅くなりましたm(__)m。
本当に植物のたくましさには驚かされますね。
この種子が芽生えるとどうなるか
来年が楽しみです。
でもこれ以上小さくなると
もはや顕微鏡でないと撮影不可能ですね。。。

  • 2006/08/15(火) 23:06:12 |
  • URL |
  • ごまのはぐさ #ciZ.EuIc
  • [ 編集 ]

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