ごまのはぐさのこまごまことのは

身近な野草についてあれこれと・・・。 日本の山野草を種子から育ててみませんか?

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みぞほおづき 溝酸漿 ゴマノハグサ科

ミゾホオヅキ

 ミゾホオヅキは、山里に見られる小さな野草です。初夏から咲く花の大きさは長さ1~1.5cmほど、葉もそれくらいの大きさです。姿がトレニアに似ていますが、ミムラスの仲間だそうです。
 ミゾと名前につくとおり、水のきれいな山里の用水路や、清水の染み出す溝端の苔のマットの中に浅く根を張って、這うように広がって生えています。人里近くにも多いのですが、汚れた環境では見たことがありません。明るい黄緑色の葉はやさしげで、キラキラと光る小川のせせらぎが良く似合います。
 真夏の太陽の照りつける昼下がりでも、ミゾホオヅキが群生して小さな葉に水滴を乗せて花を咲かせている所だけは、別世界のようにひんやりと涼しそうです。

ミゾホオヅキ

ミゾホオヅキ

 折りたたんだ傘のようなガクから筒状の蕾を伸ばし、開くと花弁の先が円く5裂します。形が微妙に不ぞろいで、フチが波打っていて花柄のスタンプか子供がクレヨンで描いたようでとても愛らしい。筒の側面や花の中心部に赤い模様が透けて見え、野生の美を感じさせます。

ミゾホオヅキ
 花は一日で萎み、ガクはそのまま残って中の果実を包むように膨らみます。中の果実は細長い朔果で、熟すと縦に裂けて小さな茶色い種子が零れ落ちます。このガクがどういう働きがあるのか、興味深いものがあります。ガクごと落ちて、水に浮かんで旅に出るのか、それとも株下に種子が流れるように如雨露の役割をするのでしょうか?

 名の由来はこの膨らんだガクの形がホオヅキに似ているといわれますが、葉の形状・全体の雰囲気もホオヅキを小型にしたようでとても納得がいきます。(下はホオヅキの画像。)
ホオヅキ

 清浄な水辺にしか見られないので栽培は難しいかなと思いながら、種子を採っておいて春に蒔いてみたところ、とても良く発芽しました。発芽は種子と同様とても小さいのですが、2ヶ月ほどで5cmほどに成長して初花が咲きました。大阪市内のマンションのベランダという過酷な環境でも育ちますので、意外と強い野草のようです。
 現在は浅い鉢に日向土を入れ、その上に根を広げて株元を覆うようにミズゴケを敷き詰めて育てています。茎を苔の上に這わせて節々から発根して広がり、途中から立ち上がった茎に次々に花をつけ、2ヶ月以上も毎日咲き続けています。真夏には花を休みますが、秋に涼しくなるとまた少し花が戻ります。
 乾燥した環境ではハダニなどで傷みやすくなるので注意が必要です。腰水栽培は土が腐りやすいので、土からすえた匂いがしだしたらすぐに植え替えましょう。
 多年草ですが、毎年種子で更新したほうが無難でしょう。挿し芽もできそうですが、まだ試しません。
 
 この仲間に高い山の水辺に生えるオオバミゾホオヅキがあり画像や写真ではそっくりですが、こちらは花も全体も倍以上の大きさになり見間違えることはありません。
オオバミゾホオヅキ
オオバミゾホオヅキ
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テーマ:*野草/雑草* - ジャンル:写真

コメント

またしても新顔!

ごまのはぐささん

おはようございますヽ(*^^*)ノ
一瞬おっしゃるとおりトレニアの新種かと思いましたが、みぞほおづきという名前のお花だったんですね。初めて知りました!
ベランダで清流好きのこの子をそだてていらっしゃるとは、やはりごまのはぐささんは、ただものではないなぁ~
どうやってこれだけの山野草たちを管理されていらっしゃるんでしょうか?

  • 2006/07/25(火) 05:48:35 |
  • URL |
  • すぅ #uwsJPgAA
  • [ 編集 ]

すぅさん

おはようございます。
毎日花が絶えないすぅさんのお庭こそ
只者でない証しかと・・・。

うちは小さな鉢に植えて「原っぱチーム」「水辺チーム」とかにパレットにまとめて育ててます。
野草は小さいのが多いのであまり場所はとらないんです。
水辺チームは意外とみんな強いですよ。

  • 2006/07/25(火) 08:05:37 |
  • URL |
  • ごまのはぐさ #-
  • [ 編集 ]

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