ごまのはぐさのこまごまことのは

身近な野草についてあれこれと・・・。 日本の山野草を種子から育ててみませんか?

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るりはこべ 瑠璃繁縷 サクラソウ科

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お国は? と女が言つた。
さて、僕の国はどこなんだか、とにかく僕は煙草に火をつけるんだが、刺青と蛇皮線などの聯想を染めて、図案のような風俗をしてゐるあの僕の国か!

ずつとむかふ


 沖縄の詩人山之口貘の「会話」という詩の冒頭です。私はルリハコベの花が咲くと、鮮烈で美しいこの詩の冒頭部分を思い出すのです。緑・青・黄・赤・白はまさに琉装の紅型の色の取り合わせ、まっすぐ前を見て円らに開いた花の形。

 ルリハコベは南国の海を想わせるその花の色に似つかわしく、亜熱帯から熱帯の海辺近くに生きる野の草です。沖縄の浜辺でもハコベそっくりに群生して、初夏に小さな花を沢山咲かせて花模様の絨毯を織り上げるのだそうです。私は未だ野に咲く姿に出会わないので、ただ我が家のベランダの小さな鉢植えを眺めては、その様を心に想いうかべるばかりです。

 沖縄では古くから親しまれた草らしく「みんな」と呼ばれていたそうです。子守唄にべーべー(山羊)の好物と唄われています。ほんとに山羊が食べるのかは分かりませんが、柔らかくてみずみずしい草なので、本家のナデシコ科ハコベよりおいしそうではあります。

 帰化植物とされることもありますが、波に呑まれて潮にでも流されてきたとでもいうのでしょうか?少なくとも沖縄では昔からあったようです。
 ルリハコベに「お国は?」と問うたらきっと「ずっとむこう」とでも答えるでしょうか。
 自然保護をいう人の間では、絶滅危惧種といわれると大変尊重され、帰化植物というとそれだけで低く見られる傾向があるように思います。帰化植物とされ、同時に日本各地で絶滅危惧種指定されているルリハコベに関してはどう考えるべきでしょうか?

 我が家では5年前に種子を頂いてから毎年育てています。育てているというより、毎年勝手に生えてきて、勝手に育って綺麗な花を咲かせています。
 1本だけではぐれてポツポツと生えたときも、10数本で茂ったときも、自然と整って凛とした姿で花を咲かせます。天衣無縫とはこの聡明で可憐な野の草のためにある言葉のようです。
 丈夫で育てやすく、美しく可憐な野草なのにあまり育てられないのが不思議です。
 花は大きさ1cmと小さいのが嫌われたのでしょうか?しかしこの花の魅力は、その小ささにこそあると思います。
 
 我が家では芽出しは春か秋、開花は春から初夏と決まっていますが、故郷とされる常夏の熱帯ではどんなふうに生きているのでしょうか?
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【繁縷】

繁縷生物の分類|分類(クロンキスト体系)ハコベ(繁縷)とは、ナデシコ科、ハコベ属(''Stellaria'')、草植物の総称である。一年草|越年草。ハコベラともいって、春の七草の一。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wikipedia-

  • 2007/02/10(土) 05:17:07 |
  • 漢方薬のしおり

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