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身近な野草についてあれこれと・・・。 日本の山野草を種子から育ててみませんか?

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くるまばな 車花 シソ科

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シソ科というのは中国では口唇科というそうです。クルマバナの花は口唇科そのまんまといった感じです。筒状の花が上下に割けて上唇と下唇に分かれた花を唇形花といってシソ科の花の代表的な特徴です。広い下唇の部分がハナバチの仲間なんかに留まりやすくなっていて、ハナバチは先細りの筒の中に頭から潜り込んで中の蜜を吸います。そのとき筒の途中に突き出たおしべからハナバチの体に花粉がくっついて、他の花へと運ばれていきます。ハナバチに受粉のお手伝いをお願いするお礼に、ソファーと甘い飲み物でおもてなししてはるんですね。

 クルマバナは山地の路傍や草はらに多い野草です。生活力が旺盛なようで、よほど暗い林庄のような所でなければどこにでも生えています。山歩きがお好きな方には馴染みのある植物ではないでしょうか。
 日当たりのよい草はらが最も好みらしく、そんな所では何段にも花の輪を重ねて、高さ50cmを超える茎を真っ直ぐ伸ばします。一つ一つの花は5mm以下と小さいのですが、次々に咲かせてよく目立ちます。秋にがく筒と呼ばれる花のさやの部分が紫に染まるのが美しく、味わい深いものです。
 反対に雨で土壌が流されたような厳しい環境では、蔓草のような細い茎で這うように枝を広げ、高さ5cmにも満たない華奢な花茎を立ち上げて、より小さな花をしょぼしょぼと咲かせます。まるで別の植物かのように印象が変わります。
 過酷な環境でも巧みに順応してしっかり種子を生産するクルマバナは、本当に強い植物だと思います。にも関わらず群生しているのには出会ったことがありません。単独で生きるのには強くても、他の植物との競争はあまり得意としないのかもしれません。

 種子からの栽培が簡単で、挿し芽でもよく増えます。花の華やかさでは園芸種に劣りますが、草姿全体の印象が趣深く、育てて良いものです。
 のびのび育てて切花にすると、すんなり伸びた茎にリズミカルに付く葉と花のバランスがよく、この野の草の意外な魅力に気付きます。
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