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身近な野草についてあれこれと・・・。 日本の山野草を種子から育ててみませんか?

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くがいそう 九階草 ゴマノハグサ科

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 輪生する葉が茎に何層にも重なるからクガイソウ。山地の草原で、夏に細長い花穂を伸ばしているのを良く見かけます。草丈は1m、花穂は長さ30cm以上になります。大群生はしませんが、必ず一かたまりに群れて咲いています。
 高原の風に吹かれて揺れる青い花穂には、色とりどりの蝶が舞い降りては、盛んに蜜を吸っています。蝶や花蜂に人気の花で、彼らが舞い飛ぶのを見ているだけでも終日飽きません。

 個体差が大きく白に近い物から、濃い瑠璃色まで、様々なバリエーションが見られます。画像の花は我が家の庭の固体ですが、特別色が薄く花穂も貧弱であまりぱっとしません。
 おんたけ山麓では草丈1mほどで花穂が一本の固体が普通なのですが、標高1800mを超えると大きさが1.5倍に達する個体群が出現します。花色も濃く、花穂も多数出し、繊細な低地型に比べて豪壮な風格が漂います。詳細に観察していませんので確かなことは言えませんが、クガイソウの北地型変種のエゾクガイソウではないかと思います。
 興味深いことにおんたけではリンドウとリンドウの北地型エゾリンドウが同じような分布をしています。エゾリンドウやエゾクガイソウは木曽の辺りが冷涼であった古代の生き残りで、クガイソウやリンドウは温暖化によって比較的最近進出してきた新興勢力だと考えられます。そうだとすると見た目では似ていても系統は遠く隔たっていることになります。

 花後5mm程の果実を沢山つけます。中に細かい種子が詰まっていますので、茶色くなったら穂ごと採取して袋の中ではたくと大量に種子が落ちてきます。
 採り播きにすると春に良く発芽し、芽だしは小さくても、成長が早いので管理は簡単な部類です。上手に肥培すると発芽の翌年に開花、その次の年には株立ちになります。
 最近はこの仲間で花の美しいルリトラノオ(ベロニカ)の園芸種が出回りますが、風情があるという点では、繊細な花穂を風に揺らすクガイソウが勝っていると思います
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