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身近な野草についてあれこれと・・・。 日本の山野草を種子から育ててみませんか?

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ちがや 茅 イネ科

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 チガヤは平地の日当たりよい乾燥した土地に見られる多年草です。地下茎で盛んに増殖し、刈り込みに強いので、河川敷や道路法面等でよく群生しています。山地では見かけませんので、本拠は暖かい地方のようです。

 初夏の風になびく銀の細い穂がとても美しい。細い葉から抜き出て伸びる花穂には長さ1cm強の絹のような毛が密生して初夏の日に照らされて輝きます。


 穂はやがて乾いた毛が開いて、狐の尾のように膨らみます。この姿も愛嬌が感じられてよいものです。
 枕草子で「茅花も、をかし」というのは、穂が開いた頃でしょうか?それとも遷り変わる様を言い表したのでしょうか?


画像をクリックしてください

 古代日本では朝鮮での呼び名で「チ」と呼ばれていたのがやがて「ちばな(茅花)」それがなまって奈良時代頃には「つばな」となり、江戸時代までは「つばな」と呼ばれるのが一般的でした。万葉の時代から人々に親しまれ、文学にもしばしばこの名が登場します。
 それが明治以降にチガヤと呼ばれるようになったそうなのですが、その由来は秋に赤く紅葉するので「血茅」なのだそうです。
 どうして古くから馴染んだ「つばな」を捨てて、わざわざ禍々しいともとれる名前に変える必要があったのでしょうか?

 サトウキビと近縁で穂の出る前の芯が甘くて、福井出身の私の母は「つばめ」と呼んで子供のころを抜いて食べまくったそうです。万葉集でも「あなたのためにツバナを沢山摘んだから、沢山食べて太ってください」という意味の歌があり、昔からよく食べられたようです。
 本当に甘いらしいので今年はもう遅くて無理ですが、来年は食べてみようと思います。根茎も食べられるらしく、こちらは今でも試せますがどうしましょうか・・・。

 ところでチガヤの穂は、梅雨頃までには種子とともに風に吹かれてほろほろ飛んでいってしまいます。だから今頃の季節に吹く湿った南風を「茅花流し」というのだそうです。
 そういえば、チガヤが散り始めたこの数日のうちに、風の吹く方向が変わりました。季節の節目を迎えたようです。
「茅花流し」で流されて穂から綿毛がなくなるといよいよ初夏もおしまいで、梅雨の季節の始まりでしょうか?

りおさんのところの、ぱやぱやになった綿毛にTBさせていただきます(^^)。

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テーマ:野草の写真 - ジャンル:写真

コメント

ちがや

チガヤは昔話があるので、どんな植物か非常に興味がありました。ご存知ですか?「茅の輪くぐり」というものを神社で行います。京都にも宮城県にもあります。チガヤで作った大きな輪をくぐると無病息災。しかし、それには蘇民将来の話が関係していました。茅の輪を持っていた蘇民の家族は、病気から救われました。茅の輪を作って腰に付けなさいと命令したのはスサノオノミコトでした。スサノオはヤマタノオロチを退治した人です。この話はアンドロメダ姫を救う話と似ているので、どこか外国から日本に来た話か、と思っていました。チガヤのある場所は、日本だけとは限らないですよねえ?

  • 2006/07/26(水) 21:06:09 |
  • URL |
  • 風の乙女 #-
  • [ 編集 ]

風の乙女さん

はじめまして。
「茅の輪くぐり」ってのがあるんですねー。
調べてみたらちょっと不思議な風習ですね。
「茅巻き」もぐるぐる巻きにするのは意味があるのかな?
チガヤはまだまだ面白い話が沢山ありそうですね。
チガヤは全世界的に分布しています。
スサノオとギリシャ神話にに限らず、紀元前3000年のエジプト神話と日本神話の原型は驚くほど共通点があります。南北ネイティブアメリカンの神話にも似た話が沢山出てきます。面白いですね。

  • 2006/07/27(木) 08:06:43 |
  • URL |
  • ごまのはぐさ #-
  • [ 編集 ]

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