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身近な野草についてあれこれと・・・。 日本の山野草を種子から育ててみませんか?

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どうして種子をお配りするかといいますと・・・ 一部改定

 まずは、ちょっと関係ないようですが・・・

 私たちは近代文明の発達で便利で豊かな生活を手に入れたと言われています。私たちが人生を楽しむために森を切り拓き、川をせき止めて護岸をコンクリートで固め、湿地は埋め立ててアスファルトを敷き詰め、山奥まで車道を作ってゴルフ場を作り、畑には農薬をまき、生き物を改造して家畜や野菜とし、邪魔な猛獣や役に立たない雑草は追い払い、カビやダニの類まで抹殺し、自分たちにとって都合の良い植物や動物と入れ替えてきました。
 その成果として私たちは、人類が誕生する以前からこの国に暮らし、共存してきた動植物や細菌の類にいたるまでその生態系を破壊し、大量に虐殺し、多くは完全に根絶し、さらに殆どを抹殺できそうな勢いです。人類のお気に入りの生物を除いて・・・。かろうじて生き残ったものは山や河原の隙間、あるいは動植物園に追い込んで囲い込み、人間が趣味で楽しむ「自然観察」に使うために残されることになるでしょう。

 人類はこの地球上の長い生命の歴史の中で生まれ、つかの間の繁栄の後には姿を消すことになります。かりそめにも地球の主などと言えるような存在ではありません。そんな人類が、人類の滅亡後まで修復不可能なほど、地球の自然環境を痛めつけてしまっていいのか、と思うのです。そしてそのような文明が、果たして優れた文明と呼ぶに値するのかと疑問に思うのです。
 そもそも私たちの文明と呼ばれるものを支える石油・石炭の化石燃料は、かつて繁栄した豊かな自然の残した遺物であることを思い出せば、私たちの文明の力が自然への過大な依存の上にかろうじて立脚していることは明らかです。

 人間のみならず、全ての生き物は環境や他の生物に対して影響や改変を加えることなく生きていくことはできません。特に自ら光合成できない動物の類は、植物に依存するパラサイトであり、植物を捕食し環境を破壊します。人間が畑を作ったり、家を建てたりするのは、アリが巣を作りキノコを栽培するのと何ら変わりはありません。しかしアリの場合はいくら繁栄しようと、自分たちの周りの生き物を根絶するような深刻な影響を与えることはまずありません。 
 そしてかつての人間の生活もそうでした。特にかつてこの国に暮した人間は、自然を改変し、利用しつつも決して過度に痛めつけることがないように、細心の配慮を払うことを忘れませんでした。そのため人類の贅沢は制限されましたが、代わりに豊かな自然が残りました。それどころか、絶えず人間の手入れがなされる人里近くでは、人類と共生する多様で豊かな生態系が育まれ、文明は破壊をもたらすが、配慮次第ではその後の再生でより豊かな発展を促すこともできる、という一つの証明ともなりました。

 百数十年前かつて西洋人によって「発見」されたこの国土はかつて地球上で最も美しい自然に恵まれた大地の一つだと賞賛されました。そして西洋文明と比較して日本文明が奇跡だと呼よばれたのは、洗練された文明が自然と互いに調和をとりながら豊かに発展しうるための偉大な知恵を育んでいたからでした。 
 最近は外来生物による在来生物の淘汰の問題が、よく話題として取り上げられるようになりました。多くの場合在来の生物は外来種より競争力が弱いのだとされています。ですが私は外来種の氾濫の原因はそのようなことではなく、日本人独自の自然観や価値観が急速に衰退し、偉大な知恵が失われつつあることが、人間の生活と共にあることでバランスを保ってきたこの国の自然・生態系に深刻な影響を与えているのだと感じています。当然その影響は人間自身にも跳ね返ってくることになります。

 私たちは道に生えた一本の草を抜くとき、ただのちっぽけな雑草一つだと思いさして気にもとめません。でも私たちだって、ただのちっぽけな一人の人間に過ぎません。しかしそれでいて、どちらも互いに大きく広がった自然の網の目の、繋がりの一部でもあるのです・・・。
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サワトウガラシ
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17日まで不在となります。御用の方はしばらくお待ちくださいm(__)m。

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まとめ

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