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身近な野草についてあれこれと・・・。 日本の山野草を種子から育ててみませんか?

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げんのしょうこ 現の証拠 フウロソウ科


胃腸病に薬効あらかたで有名な薬草ですね。木曽の「御嶽百草丸」が不思議なくらい良く効くのは、配合されてるゲンノショウコの力でしょうか?
 土用の頃に花が咲くので、その頃に摘み取るとか。農村生まれの私の母は、小学校の夏休みの宿題でゲンノショウコを集めたといいます。薬屋に売って学校の備品を買ったそうです。
 
なぜか関西では赤い花・関東では白い花が咲くそうですが、信州木曽にあるうちのあずまやの軒先では紅白が仲良く咲いています。このあたりが分布の境界になるようです。ぱっと見で良く目立つ赤花が人気ものですが、よーく見ると白も清楚で負けていません。
 
 山では湿り気があって日当たりがよければどこでも生えてきますが、放っておくと数年で衰えてきます。しかしいつも刈り取ってしまううちの庭では反対に、毎年元気に生えてきます。この草はやたらと蔓延るのですが、庭の他の野草と喧嘩せず上手に共存しています。その愛らしい花は私の「雑草園」を優しく彩ってくれます。沢山花を咲かすのに、自然と景色に溶け込むのが野草の花の良さでしょうか。

 ゲンノショウコの花は大きさ1cmほどの小さな花ですが、この仲間は花の美しいものが多く、盛んに栽培されます。我が家ではタチフウロが一番人気の野草ですし、ぽんさんの素敵なお庭でもアケボノフウロが美しい花を咲かせています。またこの仲間は秋に美しく紅葉するのが見逃せない魅力の1つです。
 どれも花期が長く栽培が易しいのが嬉しいところです。中でもゲンノショウコは特に簡単ですので、気軽に育てられます。こぼれ種で良く増えますが根が浅く抜くのが簡単ですので、庭が占領されることはありません。

 薬草として使ったことはないのですが、私は毎年新芽を摘んで天ぷらにしています。ほろ苦くて、独特の香りがあって、結構いけます。
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テーマ:草花 - ジャンル:趣味・実用

ほそばつるりんどう 細葉蔓竜胆 リンドウ科


これも茎が蔓になるリンドウの仲間ですがツルリンドウとはだいぶ印象が異なります。画像では写っていませんが、葉は柳のように細くて薄い黄緑色で疎らに付きます。蔓は針金のように細くて丈夫で、木や草に絡んで長く伸びます。
 何より変わっているのが花の形です。ツルリンドウは、いかにもリンドウらしい花ですが、ホソバツルリンドウの花はリンドウ科としては異色の4数生です。副片と呼ばれる花のギザギザもなく、すっきりしています。同じ蔓草でも、非常に古い時代に分化してそれぞれ独自に発展したようです。
 
 全体に虚弱で栄養が足りないように見えますが、びっくりするぐらい鈴生りに花を付けます。花はごく薄い水色で、磁器のような光沢があり、妖しげで臈たけた美人を思わせます。果実は赤くなりませんが、ハート型に熟して粉のように細かい種子を風に流します。
 図鑑によるとこの草は菌根植物といって、根に菌類を住まわして栄養を得て生活しているらしいです。蔓を伸ばして高く登るのは、光を欲してではなく、種子をできるだけ遠くに飛ばすためのようです。地を這って大きな葉を広げて生きるツルリンドウとはどこまでも違う生き方を選んだ植物です。
 
 国指定の絶滅危惧種ですが、おんたけでは普通に見られます。なぜか車道の法面の隙間や路肩などでよく見つかります。その見かけとは裏腹に、人間ですらうまく利用して、逞しく生き抜いていくしたたか者かもしれません。

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テーマ:野草の写真 - ジャンル:写真

つるりんどう 蔓竜胆 リンドウ科


 濃い緑の照り葉と、控えめな花の取り合わせが絶妙だと思う。ツルリンドウの名の通り蔓状に茎を伸ばしますが、巻き付いて高く登る力は強くないようで、多くは地面に這って葉を広げています。山では日当たりの良い斜面やカヤ原の縁、唐松林の林庄まで、様々な環境で見られます。日向の斜面に生えたものは元気に沢山花を付けますが、暗い林床では半ば落ち葉に埋もれながら、広い葉をさらに大きく地面に広げて懸命に一、二個の花を咲かせています。
 秋になると、宝石ともルビーとも例えられる美しい実を結び、その愛らしさは見るものを童心に返します。私はこの実はクリスマスツリーに吊るす玩具の林檎のようだと思うのですが、皆さんはどうおもわれるでしょうか。
 初冬の朝、薄く積もった雪の中から、赤い実が透けて見えるのは良いものです。雪の下でも葉は枯れずにじっと春を待ちます。
 
 赤い実の中には黒い種が詰まっています。秋に採って直ぐに播くと良く発芽します。発芽の翌年には開花します。行燈作りにすると風情があります。丈夫な野草ですが、少し暑がるかもしれません。
 
 ツルリンドウの美しい花の画像はMIWAさんからお借りしました。可愛い実の話題はぽんさんの『庭の植物AtoZ』からリンクさせていただきました。皆様におんぶに抱っこでございますm(__)m。

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みつばべんけいそう 三つ葉弁慶草 ベンケイソウ科

 一言で特徴を言えば、花が薄黄緑色のベンケイソウです。多肉植物ですので、ガレ場のようなところで見かけますが、日当たりのよい湿地にも生えています。山で探すと結構生えていますが、他の草に溶け込んでなかなか見つかりません。フィールドではとにかく地味な存在です。
 
 ところで近年日本にも欧州式の「花飾り」が定着してきました。欧州では花の色やデザインの美しさを尊ぶのとは別に、自然の造型の多様性とその調和の美を目指す「花飾り」も愛されています。ですから欧州式では「グリーン」の素材が大変重視されます。
 日本の花屋の店頭でも最近は様々なグリーン素材が出回ります。たとえば八重咲き・黄緑白花のマトリカリア・若宮グリーンは、花束・アレンジ花材として、最近のヒット商品です。
 私がミツバベンケイソウを束ねたブーケを友人の花屋に送ったところ「花の緑色が美しい」と絶賛され、バラやスカビオサ等の並ぶショーケースにディスプレイされました。野原ではまるで目立たないこの野の花は、美しい花々に囲まれてその美しさに気付かれたのでした。


 種子からの栽培が簡単ですが、種子が細かく開花まで数年かかります。増やすには挿芽がより簡単で、翌年から開花するものもあります。我が家では1本から3年で50本に増やしました。多肉植物ですが、乾燥はあまり好まないようです。水はけ・日当たりよく育てます。
 名前は三つ葉なのでミツバベンケイソウですが、ごく若いときは互生、後に対生、成熟すると三輪生になります。場合によっては六輪生もあります。山で四葉を見つけましたが、いい事あったかな…。
 
 この記事を「庭の植物 AtoZ」の記事オオベンケイソウ パープルフェイス
RUBE DIARYの記事「これは。。。」 にトラックバックさせていただきます。

ばいけいそう 梅草 ユリ科


 今回の記事は、一部虫嫌いの方に嫌悪感を催すかも知れません。ご注意ください。

 植松黎氏の名著「毒草を食べてみた」は冒頭この毒草の話題からショッキングに幕を開けます。妊娠した羊がバイケイソウを食べるとその胎児に・・・その衝撃的な内容はとてもこちらではお話できませんが、恐ろしさと共に、生命の不思議と毒のもつ神秘を感じざる得ません。人が食べても場合によっては死に至る猛毒植物ですが、反面その成分が脳腫瘍の治療薬として使用されるそうです。
 
 山の薄暗い沢沿いや、湿った林床に群生しています。高原などでは湿った草はらにも生えますが、やはり日陰を好むようです。暗い林床ではしばしば大群生しますが、ほとんど花を咲かせずに葉だけを茂らせます。夏にはおおかた虫に食われて穴だらけで、汚く腐って立ち枯れています。ごく稀に花の咲いた固体にあっても、花の殆どは虫に齧られて薄汚れています。花からは、薬物系で揮発性の強い嫌な匂いが漂い、ハエやアブの類が群がります。花の中ではしばしば肉食の昆虫が待ち伏せて、捕まえてはむさぼり食っています。隠花植物とはこの植物のためにある言葉のようです。
 
 それが昨年は異常気象のためかおんたけの各地で一斉に花を咲かせ、山の路傍で、高原の畦道で、あるいはスキー場でと、バイケイソウのお花畑が突如として現れました。花がなくて気付かなかったのが、いたるところで蔓延っていたのだと驚きました。
 日陰の固体と違って、日向で見る花は思いのほか清楚で美しく、私は長らく持っていた認識を改めました。その名の通り枝一杯に花を咲かせた白梅さながらです。
 カメラを構えると途端に冷たい強風が吹きすさび、震えながら止むのを待つうちに無情にもピーッと電池切れの音。私はこの気まぐれな花に弄ばれてしまいました。
 後日別の場所でどうにか写すことができましたが、やはり虫食いだらけの花が殆どで残念でした。

 毎年この毒草を山菜のギボウシと間違えて中毒を起こす人がいるそうです。慣れれば見分けるのは簡単ですがご用心ください。
 植松黎著「毒草を食べてみた」はまことに教育的な良書ですので、是非とも一家に一冊は欲しいところです(半分嘘で半分本当)。

ちだけさし 乳茸刺し ユキノシタ科


 木曽の山ではお盆頃にチチタケ(乳茸)という茶色い茸がたくさん出てきます。名前の通り傷つけると白い乳液が染み出します。素人でも見つけやすい食用茸です。木曽ではチチタケを収穫して,この草の茎に串刺しにして持ち帰るのでチダケサシと名付けられたらしいです。でも木曽おんたけの住民何人かにチチタケについて尋ねてみたら、「おいしくないから殆ど食べない」とつれない返事が返ってきました。
 山菜の本で調べてみると、茄子と相性が良いとなっていましたので、何本か採ってきて海老と茄子と味噌炒めにしてみました。なんとも言えない歯触りで、ニシンのような香りがします。確かに好みが分かれる香りですが、私はおいしくいただきました。蕎麦に合いそうです。韓国料理にも向いていそうなので、機会があったら調べてみようと思います。

 この野草は、信州では夏の山の湿地や湿った草はら・路傍でごく普通に見られます。花屋で最近すっかりお馴染みのアスチルベの仲間ですが、園芸種と比べると、花穂が貧弱でぱっと見栄えがしません。しかし花の微かな香りに気が付く位近づくと、一つ一つの花は、小さいながら可憐で美しいことが分かります。山で幸運にもこの花の咲いているのを見つけたら、足を止めてじっくりと観察してみてくだい。私はユキノシタの仲間では、この花が最も美しいと思います。グループごとに花の色が白からピンクまで変異が多く、それぞれ印象が異なるのも面白いです。

 種子からの栽培ができますが、種子が細かいので流されない工夫が必要です。ある程度成長すれば管理は楽です。花は雨に当たると痛むので、鉢で育てて室内に取り込むか、切花にすると長く楽しめます。水が下がりやすいので、十分に水揚げします。

日本や中国のこのチダケサシの仲間が、ヨーロッパで交配されてアスチルベという園芸品種群が作られました。日本では地味な扱いの野草が、外国で愛されて逆輸入された代表例です。
 
参考 チチタケ

ぽんさんの美しいお庭でも咲いています。アスチルベ・ファナルは特にこのチダケサシの特徴をよく残していますね。
 アスチルベ人気で、日本の原種ももっと愛されるようになると嬉しいです(^^)。 


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チダケサシの花

はっか 薄荷 シソ科


 バナナ・アップル・パイナップル・ペッパー・・・世界中には何種類あるのか、いわゆるミントの仲間ですね。この日本原産のハッカは世界一メントール含有量が多いそうです。刈り取って、下葉を毟っていると指先がひんやりしてきます。今陰干しにしたものを出してきて触ってみましたが、やはりひんやりします。生葉をかじると粘膜の弱いわたしはくしゃみが出ます。北海道ではハッカをお浸しにするらしいと友人から聞きましたが、外来のスペアミントと取り違えているのではないかと疑っています。日本原産品だと、きっと咽喉の粘膜がやられます。刺激が強すぎて、ティーには向かないということですが、フレッシュな葉を量を少なめに加減して使うと,清涼感と甘みがあって、雑味がなくて美味です。

 コンパニオン・プランツというものがありまして、例えばミントの仲間はイチゴなんかと一緒に植えると、アブラムシがミントの香りを嫌って近づかないそうです。以前そんなことを何かの本で読んで早速スペアミントを買ってきて試してみたのですが、いつもどおりイチゴにはびっしりアブラムシ。なんやアテにならんなぁと思っていたら、別の雑誌で外来のミントはメントールが弱くて虫除けにならない、日本産ハッカを使えと。フムフムそうなんやと、せっせと挿し芽して植えつけてみました。で、結果はハッカ本体にもアブラムシがびっしり・・・。ウーン、本に書いてあることが出鱈目っていうより、アブラムシがそれだけ強いってことでしょう。ハッカもアブラムシに負けないくらい強い草です。

 現在世界の各地で恐ろしく繁殖力が強く駆除の困難なミント類が逃げ出して、猛威を振るっています。日本でも至る所で外来のミントが野生化しています。栽培される際は、ご注意ください。手塩にかけたお庭がミントに乗っ取られてしまわないように・・・。

イケマ ガガイモ科


 イケマとはアイヌ語だそうですので、外来語扱いでカタカナ表記にしました。アイヌ語には文字がなかったので、漢字表記も無しです。札幌や苫小牧など北海道の多くの地名も元はアイヌ語ですから、変な当て字をせず、本来の発音に近いカタカナで表記するのが本当じゃないかな、と思うのですが、どう思われますか?
 
 春、郭公の鳴く頃、山の路傍や草はらでさつま芋の蔓のような新芽をにょきにょき伸ばしています。折ると白い乳液が滴ります。これを天ぷらにすると甘みと香りがあってうなるほど美味です。白和えもいけます。でも実は根に毒があって新芽もたくさん食べるとお腹を壊すとか。
 私の友人は山菜だ、野草だと言っても無関心ですが、毒草だと聞くと興味しんしんで目が輝きます。イケマの話をすると根が是非とも欲しいというので、種子を採ってきて渡しました。何をする気やら・・・。
 
 アイヌはこの根を万能の霊薬として、また巧みに毒を抜いて食用にしたのだそうです。根を少し齧ると鮮やかで魅惑的な夢を見るとか・・・。焼酎に漬け込むと素晴らしく旨い酒ができるらしいので、今年は種子を播いてみようと思います。
 あの美しいアサギマダラの食草であったり、種子の綿毛から繊維が採れたり、興味の尽きない植物です。
 
 夏に信州の山道を歩くと、木から蔓をぶら下げて、小さい花をたくさん咲かせています。

ひめひごたい 姫平江帯 キク科


 ヒゴタイに似て小型だからヒメヒゴタイというそうです。似ているかどうかはともかくとして、手毬のような蕾は、姫さんと呼ぶのが似つかわしい愛らしさです。しかしもっと可愛らしい名前をつけてあげたいような気もします。山の草原で草丈1m以上になり、頂上付近に1cm位の花を鈴生りに咲かせます。お盆頃に切花が流通しますので、ご存知の方も多いと思います。
 花の咲いた様子です。
 
 この野草はおんたけ中腹の高原に、僅かに自生がありましたが、3年前に土地の造成と持ち去りで消滅してしまいました。その高原では現在、私が種子から増殖した固体が生き残るのみです。強健な野草で、栽培容易でしたので、個体数は逆に増加しています。
 それのみならず、日本各地の『山野草里親倶楽部』の皆様のお庭でお育ていただき、たくさんの種子を結び、その一部はこちらに返送いただいております。お育ていただいた皆様にはひたすら感謝です。ありがとうございます。
 この野草は、かつては広々とした草原の中を転々としながら生活していたらしいです。そのような草原は私たち人間がほとんど奪ってしまいました。住処を奪われた野草たちは逃げ出すこともできず、声を上げることもなく静かにいなくなってしまいます。『里親運動』とは、そんな野草のために、庭やベランダの一部を仮の宿として提供しようというものです。ご連絡いただければ種子を差し上げます。
 
ヒゴタイのページはMIWA様のHPからリンクさせていただきましたm(__)m。

たちふうろ 立風露 フウロソウ科 

 
 風露とは本当に美しい名前を貰いました。でも由来は分かっていません。日本のこの仲間にはゲンノショウコや、ハクサンフウロなどが自生していますが、フウロソウ科で最も身近な植物は、園芸種のゼラニウムでしょうか。このタチフウロの花は、質感がゼラニウムに似ています。
 花の大きさは3?、花弁に艶があります。野原で出会うと派手な印象に驚くかも知れません。この花は、雨の日や夜にはうな垂れて花弁をすぼめていて、日が射すと開きます。そのうな垂れているときの姿がいじらしく見えて、一層興をそそります。
 実は私はこの花を野生で見たことがありません。画像は「山野草里親倶楽部」の会員S様から種子をいただいて育てたものです。芽が出て三年目に花が咲きました。故郷は信州は浅間山のふもと、佐久高原だそうです。
 佐久と言えば佐藤春夫の『佐久の草笛』を思い出します。「茶もこほるインキもこほる/ 戸も氷る時計も氷る」現在は雪に閉ざされている頃でしょうか。「佐保姫の足弱にして/ 山里に春は遅しも」雪が解けて郭公の啼く頃に、春夫の詩集を片手にぶらぶら歩きに行きたいです。(佐保姫は春を運ぶ女神だそうです)
 丈夫な植物で種子からの栽培がとても簡単ですが、開花まで数年かかります。花の美しさは日本の野草の中で屈指と思われます。
 ゲンノショウコ同様、薬用・食用になるらしいですが、もったいないですね。
 最後になりましたが、あらためてS様にお礼申しあげます。もう孫が芽生えていますよ。

ほとけのざ 仏の座 (シソ科)


 せり・なずな ・ごぎょう ・はこべら ・ほとけのざ・すずな ・すずしろ、春の七種 。本日は七種の節句でした。皆さんは七種粥を召し上がりましたか。白粥に散らした若葉の色と、草の香りが好ましく美味しいものです。
 現在はスーパーで「七種セット」を買ってくるのが一般的だと思いますが、我が家でも毎年購入しています。調理する前に、パックを開けてひとつひとつ並べてこれはセリ、これはハコベ・・・と数えていましたら、赤い蕾の付いたシソ科の「ホトケノザ」が出てきました。
 春の七種のほとけのざは、タンポポのロゼットに似た「コオニタビラコ」というキク科の植物とされています。シソ科のホトケノザは有毒で食用に向かないそうです。食の安全について、やたらやかましくなった昨今、毒物を混入するとはいかがなものでしょうか・・・。
123・・・、数えてみると6種類しかありません。ハハコグサ(ごぎょう)が入っていませんでした。これは虚偽表記ということになりますね。出荷した業者には、七種というのは、雑草の寄せ集めという意識しかなかったのでしょうか。
 しかしこれでは五種粥なんで、ちょっと困りました。しかし幸いどちらも我が家で育てていましたので、七種粥には間にあいました。備えあれば憂いなしです(何の備えやねんな)。
 毒というからには刺激的な味がするのか?ということで食べてみました。苦くもなく癖のない味・香りでした。腹痛も今のところありません。花の蜜が甘いので、子供の頃花を吸って遊びました。

 私はどこにでも生えるこの草の花が大好きです。もしこの丈夫な草が存在しなかったら、都会の雑踏はどんなにか味気なかったでしょうか。
 画像は今日の午後大阪市内で撮影してきました。蕾が色づいています。明日から冷え込みが厳しくなるそうですが、霜に当たっても平気でしょうか。
2005-3-24追加

いわきんばい 岩金梅 バラ科

私ことごまのはぐさは、かつては大阪の下町で、安酒屋を徘徊するのを慣わしとしていました。それが数年前にふとしたきっかけで訪れた、夏の木曽おんたけ山で出会った、野の花たちの可憐さにすっかり心を奪われ、以来ヒンピンと山の路傍をさ迷うようになりました。
 木曽おんたけ山は、江戸時代から神の宿る山として、信仰の対象となってきました。たくさんの神社・神域があり、そういったところは江戸期以来の自然が守られており、何度通っても現在の都会では思いもよらない植物や昆虫などとの新たな出会いがあって、飽きることがありません。
 画像のイワキンバイは、その神域の中で撮影したものです。鬱蒼とした鎮守の森を抜けた先に、突如現れる巨大な岩壁。岩壁そのものが神宿る処として守られています。その岩壁から滴る水を、直接集めて作られた御手洗所に、このイワキンバイがびっしり着生していて、夏に沢山花を咲かせます。その美しさは神々しいほどです。
 現在その岩壁周辺で、大規模な治山工事が進行中で、重機の排気ガスによる植物の枯死が目立ち、また森の木が切りだされるなど急速に生育環境が悪化しています。どうかこの苦難を乗り切って、いつまでも可憐な花を咲かせ続けてもらいたいです。
 この植物は種子からの栽培がとても簡単で、栽培すると長く花が楽しめます。本当は岩壁にしがみ付いて、花を咲かせているのが最も美しいのですが、自然から住処が着々と失われている現在の状況では、どんな形であれ、命を繋ぎ続けることが大切だと思います。

テーマ:野草の写真 - ジャンル:写真

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まとめ

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