ごまのはぐさのこまごまことのは

身近な野草についてあれこれと・・・。 日本の山野草を種子から育ててみませんか?

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しでしゃじん 四手沙参 キキョウ科


 沙参というのは、ツリガネニンジンというキキョウの仲間のことです。全体の印象が似ています。日本のキキョウの仲間はほとんど朝顔か釣鐘型なのに、花の形が変わっています。
 信州では、山地の路傍でよく見かけます。花が大きくなくて、花弁が糸のように細いのですが、色がとても濃いので、走っている車の中からでも容易に見つかります。
 しめ縄に付いている稲妻形の白い紙のことを四手(紙垂)というらしいです。花の形が四手に似ているから四手沙参という・・・なんて言われても納得いきません。どう見ても似ていません。
 花の形と名前の似たシデコブシも花が四手に似ているというのですが、ピンときませんでした。それが今日しめ縄を見ていて、花弁がねじれていて、色が白いのを四手に見たてたらしいと、気付きました。
 それでこういうことでしょうか。四手沙参と名付けた学者がこの花を見て、シデコブシに似ていると思い、シデコブシに似たシャジン→シデコブシシャジン→シデシャジン。
 種子からの栽培が簡単で、発芽後肥培すれば3ヶ月くらいで咲き始め、長く咲き続けます。鉢で育てると可愛いです。ただし成長が早い分衰えるのも早いので、毎年更新するのが安全です。挿し芽でも簡単に増やせます。
 新芽はツリガネニンジンのように食べられますが、嵩が低いので、食べではありません。
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覚え書きに

幻の花

庭に
今年の菊が咲いた。

子供のとき、
季節は目の前に
ひとつしか展開しなかった。

今は見える
去年の菊。
おととしの菊。
十年前の菊。

遠くから
まぼろしの花たちがあらわれ
今年の花を
連れ去ろうとしているのが見える。
ああこの菊も!

そうして別れる
私もまた何かの手にひかれて。

(石垣りん詩集『表札など』より)

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いぬこうじゅ 犬香薷 (シソ科)

画像はMIWAさんからお借りしました。クモが喧嘩売ってるみたいで可愛かったもんで・・・。クモ嫌いの方はごめんなさいm(__)m。でもソフトフォーカスなんでそんな嫌じゃないかなーと・・・。 
 シソを小ぶりにした感じの草です。都会では滅多に見かけませんが、山野の路傍では普通だとか。どうなんでしょうか。小さな花ですが良く見ると可愛くて、ガラスの一輪挿しなんかに生けると、ちょっといい感じです。
 香薷とはナギナタコウジュのことで、似ていて役に立たないからイヌコウジュだとか。ナギナタに負けないくらい香りが強いのですが、埃っぽいシップみたいな匂いでわたしは良い香りとは思いません。ところが沖縄のどこかの島ではシマハッカと呼んで好んでティーにするとか。ところ変わればってやつですが、立派に役に立ってます。
 今年花の咲いた株をティーにしてみたのですが、わたし的にはやっぱりちょっと臭かった。でもゲットウで巻いた黒いチマキってこんな香りがしたような(うろ覚え)。あちらでは好まれる香りなのかもしれません。
 仲間にヒメジソというのがあり、双子のように似ています。なのに片方は姫で、片方は犬とは可愛そう。
 栽培は水枯れさせなければ簡単です。雑草好き管理人の一押しです。

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おにるりそう 鬼瑠璃草  ムラサキ科

 忘れな草の仲間です。園芸種のシノグロッサムの花を小さくして、草全体は大柄にした感じです。
 夏山の草原を藪漕ぎしていると、まれにオニルリソウが群生しているのに出会います。横に伸ばした枝にまばらに花を付けていると、真昼に光る蛍を見るようです。決して派手な草ではありませんが、一度見ると忘れられません。
 花の後には、イガグリをミニミニサイズにした形の実を枝いっぱいに並べます。見ている分には可愛らしいのですが、かなりひつこい「ひっつき虫」で、服に付けると難儀します。
(ボケててすいません)
 名の由来は、瑠璃色の花を咲かせて大型だからとよく解説されていますが、私は全体に毛が多いからだと思います。日本で「鬼」と呼ばれるものは、人と獣との両義的存在で、人の姿に似て獣のように毛深いものと描かれるのが一般的だったからです。どちらにしろ、見た目の印象は鬼とは程遠いはかなげな草です。
 栽培はとても簡単で、鬼のように強いかも・・・。鉢で作ると器に合わせて小さくなります。「山野草天国」などに種子があります。
 来年の話をすると鬼が笑うそうですが、鬼の話をすると、来年は誰か笑うのでしょうか。

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なぎなたこうじゅ 薙刀香薷 (シソ科)

  
 秋の山辺の道端で、群れて花を咲かせているのは、遠目に見ると青い光がにじんでいるようで美しい。晩秋の朝に霜で覆われながら、残り花を咲かせているのもよいものです。
 近づくと、悪臭と佳香の入り混じった独特の強い香りがあり、花がない夏にも鼻が気付きます。揮発性なので、触ると立ちのぼり、指に匂いが残ります。
 この草を干したものを『香薷』(ネットで検索すると、しばしば「香需」と表記されますが、需の上に草冠が付くのが正しいです。)といって、昔は薬茶にしたり、お風呂に入れたとか。中国のどこかでは、食用にしているとか。こんな臭いものを・・・、と思いましたが、乾かし方によっては悪臭が和らぐのか、茹でると和らぐのか、来年は試してみます。今年は事情があって、この葉を触りまくっていたら、臭いと感じなくなったので、あるいは馴れの問題かもしれません。
 丈夫な草で栽培は簡単です。花も葉も美しい植物なのですが、匂いがあるので場所は選んだほうが良いと思います。

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むらさきせんぶり 紫千振り (リンドウ科)


  イブニングスターの名で切花が流通します。「宵の明星」とは美しい呼び名ですが、センブリを「明けの明星」に擬えて、その印象の対比からでしょうか。リンドウの仲間なので、切花では花が開ききらず、魅力が半減し残念です。
 「ハムレット」のオフィーリアは、センブリ属の花を摘んでいたと、何かの本で読んだ記憶があるのですが、この花はオフィーリアの髪を飾るのにいかにも相応しいと思います。
 センブリの仲間は、栽培が難しいと言われてきましたが、和歌山県在住の「春ちゃん」が運営されているHPで、上手な育て方を解説されています。併せてムラサキセンブリの種子もお譲り頂けますので、是非ご覧ください。画像の花は私が春ちゃんから頂いた種子から育ててたもので、発芽当年に開花しました。センブリより大きめなので、管理は比較的楽でした。

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せんぶり 千振り  (リンドウ科)

 
 年配の方は胃の煎じ薬として、男性の方は毛生え薬の材料、若い人は罰ゲームに使われるお茶として、ご存知の方も多いと思います。
 味はとにかく苦いです。葉に触れただけで指が苦くなり、噛むと苦味で頭がくらくらします。味の暴力です。
 しかし秋に咲くその花は、まさに可憐な、野の花の宝石のようです。野に咲いたセンブリに出会うと、心が癒されます。

 昔は決して珍しいものではなかったそうですが、現在ではなかなか見つけられません。でも種子からの鉢栽培ができますので、お庭やベランダで美しい花を眺めることができます。ただし?二年草なので種子で更新する?発芽が小さいので流されない工夫?移植を嫌う、等管理に少し工夫がいります。
 野草は野にあってこそ、はその通りだと思いますが、一から育てあげて見る、花の美しさも格別です。種子は春ちゃんにお譲り頂けます。

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めはじき 目弾き (シソ科)

 
 メハジキは草丈2m~20cm位の越年草です。益母草の別名で知られる薬草で、「養命酒」の箱や広告に絵が描かれています。全草に薬っぽい香りがあります。
 シソ科の植物は、揮発性の香りを持つものが多く、香りのバラエティーも豊富です。見かけた時は、葉を少し擦って嗅いでみるのも楽しみ方の一つです。
 しかしこの草は、うかつに触ると痛い目にあう事になります。シソ科の花は萼筒といわれる袴のようなものを履いているのですが、その先端にごく小さな鋭い針が並んでいます(画像)。

これが爪の間に刺さったりして、なかなかに凶悪です。
 この針が「土針」の古名とは・・・関係ないでしょうね・・・。なぜ「土針」なのか、ご存知の方はいらっしゃいませんか?
 一つ一つの花は小さくても、次々に花を咲かすので、観賞価値は十分あります。ロゼット葉も美しいので、冬の時期に鉢植えにして、観葉植物のように扱うのも好いものです。一度植えるとこぼれ種で沢山生えてきます。
 丈夫で繁殖力も強いのに、この草もあまり見られなくなってしまいました。

えぞりんどう 蝦夷竜胆 (リンドウ科)

エゾリンドウは、カヤ原の中で半ば草に埋もれて、地際から真っ直ぐに伸びた茎の頂上に、花をつけます。 
 リンドウ科の花は、日が陰ると花を閉じてしまいます。また、花が終わって果実が膨らんでも、閉じたまま長く枯れないでいます。画像は後者のほうです。
 撮影日は今年の8月上旬、場所はおんたけ山中腹。エゾリンドウは普通のリンドウより早く咲くきますが、それにしても今年は早すぎました。一昨年は6月に開花したものもありました。何かが狂いつつあるではないかと危ぶみます。
 おんたけ山では1500m位まで普通のリンドウが分布し、そこから2000m位までエゾリンドウ、その上はオヤマリンドウと縞状に住み分けていて興味を惹かれます。
 近似種同士なので、境界辺りでは雑種らしいのも多く見られます。容易に交雑するようです。高原のペンションや別荘の庭で、園芸種のリンドウを栽培する人が多くいます。自生種に影響がないか心配です。
 リンドウの葉は縁を触るとザラザラして引っかかりますが、エゾリンドウはスベスベしているので、分かり難いときはまず触ってみることです。
 秋に種子お譲りしますが、くれぐれも交雑にはご注意ください。

からまつそう 唐松草 (キンポウゲ科)


 初夏に花を咲かせる、信州の高原ではよく見る大きな草です。木曽路の村では、県道ぞいの土手や、田んぼのあぜなんかでも、よく花を咲かせています。花が美しいので、刈らずに残されるようです。でも残念なことに、車で走り抜ける観光客の多くは、存在にも気づかないか、気にもとめずに通り過ぎます。線香花火のような白い花は、遠目では、新緑の風景に溶け込んでしまうようです。画像には写っていませんが、紫がかったまるい蕾が、ほどけて花を咲かすまでの色の移り変わるさまは、大変に美しく趣き深いものです。
 カラマツソウの名は、唐松の芽吹きに花の形が似ているからですが、ちょっと字面が仰々しいように思います。
 種子からの栽培が簡単で、上手な方は当年に開花させるそうです。水揚げもよいので切花にして楽しめるのですが、数日で咲ききって、はらはらと散ってしまいます。

おやまぼくち 雄山火口 (キク科)


晩秋に咲く山里の花です。雄山というだけあって、大きな草です。秋枯れの中では、暗い花の色は紛れてしまいがちですが、ずしりと存在感があるので、野山を歩く人はよくご存知の草だと思います。晩秋の枯野原で、立ち枯れしたこの草が風に吹かれているのに出会うと、寂しさが募ります。
  【“おやまぼくち 雄山火口 (キク科)”の続きを読む】

ごあいさつ

 
 
 管理人のごまのはぐさと申します。こちらでは、私の好きな日本の野草について、どうでもいいようなことを、ちょこちょこぼつぼつ書いていこうと思います。勉強になるとか、得をする情報とか、あまりなにかをご期待されませんように。画像は管理人の名の由来のゴマノハグサの花です。色が地味・不細工・小さいの三拍子そろった優れものです。当ブログをご覧になられて、ゴマノハグサのように、地味でただの雑草のような野の植物にも、少しでも関心をお持ちいただけるようになりましたら、管理人にとって本望でございます。
 なお当ブログで紹介する植物の種子の多くは、当ブログを通じて分譲させていただきます。育ててみてもいいかな、という方はご遠慮なくお問い合わせください。 【“ごあいさつ”の続きを読む】

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まとめ

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